「分かっているけどできずにいる」とはよくあることです。
それを少しでも解消するにはどうしたらよいのか。
伊藤守「図解コーチングマネジメント」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から学んだこと。
分かってるけどできない…
「分かってるけどできない」
といったこと、溢れているものです。
このように、「頭では分かっていること(望ましい状態)」と「行動できない現状」には、
ギャップがあります。
誰しもあることですが、それなりにモヤモヤするものです。
”色々な事情”があってのことですし、日常に手一杯になっているとなおのこと、現状のまま流れていくものです。
そこに正論を言っても、効果はきわめて限定的です。
本人自身が、心から真に納得してそのギャップを捉えることができて初めて行動に移されていくものだと思うのです。
コーチングのSTEPを参考にしてみる
コーチングでは、このようなときにどのようにクライアントをサポートしているのでしょうか。
伊藤守「図解コーチングマネジメント」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)をもとに、一般的な
コーチングのステップを見てみました。
できるだけ具体的に、できるだけ多くの言葉で、できるだけ多くの事実を。
できるだけ具体的に、できるだけ多くの言葉で、できるだけ多くの事実を。
できるだけ「なぜ(WHY)」の視点ではなく、「何(WHAT)の視点で、
理由・背景など、できるだけブレーキがかからないよう「安心」「安全」な環境を整える。
どのような環境・条件が整えばよいのか。
必要な環境技術・知識・道具などを丁寧に一緒に見つけていく。
どうすればそのような環境・条件が整うか。
振り返り。
あくまで相手の状態や思いを起点にする
私が考えることとして、ただ外部から正論を言えばよいのかというとそうではないと思います。
あくまで起点となるのは、相手の状態や思いであって、本人が一つ一つに納得し、積み上げていけば、
自然と行動に移ってゆくものだといえます。
確実に行動が起こるためのアプローチとして、コーチングのSTEPは非常に参考になるものだと考えています。