数字は”シンボル”

数字はそれそのものとしては意味を持たず、その背景には成果・過程・現実味といった”シンボル”であるので、それをリンクし、「実感」できるかどうかがポイントになります。

伊藤守「図解コーチングマネジメント」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)から学んだこと。

目次

数字は”シンボル”として存在している

数字は、それそのものとしては、ただの数字にしかすぎません。

しかし、経営数字ともなると、そこには背景があり、ドラマがあります。

成果として、過程として、現状として。

例えば、売上10,000円と表示されているとして、その数字を稼ぎあげるための苦難や努力がその奥に常にあります。

数字は数字でも、それは”シンボル”なのだと思います。

その数字から何を感じることができるか、何を現実として感じることができるか。

そこから、日常を改善するための「行動」に繋がるものです。

「実感」できるかどうか

経営数字。

見る人によって、感じることは異なります。

第三者が見ても、ただの数字にしか見えないこともあります。

あるいは、立場によって角度も距離感も異なるでしょう。

経営者にとって、その経営数字から何を感じることができるか。

”ただの数字にしか見えない”という状態よりは、「実感」や「現実味」を伴って、

その経営数字の意味(努力、成果、現実、背景、過程)を感じることができるにこしたことはないと思います。

つまり、経営数字に対して「実感」を持つことができるかどうかは、経営の方向性を大きく左右するといえます。

目標と現実の誤差を埋める

最初にどれだけ緻密に目標や戦略を立てたとしても、いざ走り出してみると、吹いている風が違ったり、

傾斜角度が違ったり、予想天気と異なったり、走っているうちに違う方向に走っていたりするものです。

この「誤差」はやはり誰しも生じるもので、その「誤差」を定期的に確認するかどうかは、

経営数字を実感をもって見ることができるかどうかの大きな分かれ目になります。

誤差を認識し、それを埋めるための課題を浮き彫りにし、また目標に向かって走り出すことが大事だと思います。

定期的にそれを確認する”機会”を持ち、その機会に「集中」することによって、

また自分の目指す方向へ走り出すことができます。

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