1つのことに対して、1つの情報しか込めないでいると、伝わらないことがあります。
2つ目の情報も余さず伝える努力をしたいものです。
伊藤守「図解コーチングマネジメント」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を参考として。
目次
1つの情報だけでは伝わらない場合がある
例えば、「頑張れ」とのみ伝えても、場合によっては相手が意味を捉えきれない場合があります。
さらに「頑張れ」とのみ伝え続けても、意味が伝わらずに、相手は混乱し、追い込まれることすらあります。
「頑張れ」だけではなく、それに添える情報も伝えていかなければ、相手に伝わらない場合もあるものです。
2つ目の情報とは
1つ目の言葉に、添えて伝えるべき情報は、自身の心情や背景や気持ちです。
それがあるとないとでは、伝わり方がまったく異なってくるからです。
例えば、「頑張れ」の場合であれば、相手を思いやる気持ちであったり、応援しているという気持ちであったり、相手に寄り添う”気持ち”の表現です。
どのような手段で伝えるか
”2つ目の情報”は、言葉だけにとどまらず、様々な形で伝えることができます。
- 心から接する
- 態度や表情(非言語コミュニケーション)で気持ちを表す
- 相手の現状を受け止める・認める
- 気がけてことあるごとに声をかける
- 名前で呼ぶ
言葉は言葉に過ぎません。
そこにどのような気持ちを込めているか、ということまであわせてきちんと伝える努力が必要といえそうです。